愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
『理子ちゃん、そのカギ…どこで?』
『このカギ?見つけたの。』
『ああやっぱり!このカギ私のなの!見つけてくれてありが…』
理子ちゃんは銀色のカギを持って開いた手を握った。
『このカギ、本当に花田さんの?』
『え?これはもらったものなの…だから大切なものでもあるの!』
『そうなんだ!じゃあ返すわね、』
そうにっこりと笑みを浮かばせ、私の胸元の上に握ったままの拳を向けた。