愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
『大切なもの?よくそれで大切にしてるって言えるね。』
急に目付きが変わった。
笑っている。だがそれが余計に怖い。
『こんなもの何のために―――』
『やめっ…―――!!』
理子ちゃんは橋から用水路に向かって大きく腕を降った。
『…っ―――』
言葉も出なかった。
そして涙が溢れだした。
夕日君の…夕日君からもらった…大切な…大切な物が…流れる水と共に消えた。
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