ヒミツの王子さま!
ピクリと痙攣する頬。
ははーん。
そんなに嫌なんすかね?
ジトーッと目を細めた俺に気付いた日向は、慌てふためいてる。
オロオロと視線を泳がせて、さらに真っ赤に染まる。
目をウルウル潤ませて。
だから、その顔……。
「え、あ……あの……ナオ……ごめん。
びっくりして……」
「……ゆるさねぇ」
「え、……きゃ」
ガシっとその細い肩を掴む。
その瞬間、驚いたように目を見開く日向はそのまま固まった。
いつの間にか。
こんなに身長差ついたんだろう。
きっと日向の目線には、俺の口元。
まだまだ、納得できる『差』じゃないけど。
今、これなら十分だ。
いまだに固まってる日向の耳元にそっと口を寄せた。
「みんなの前で、そんな顔すんな」
「え……それ………、……」