ヒミツの王子さま!
「はあ。……だから、そんな目で見んなって」
「へ?……わッ」
俺の負け。
たまらずあいている手で、俺を見つめる日向の顔を手で押しやる。
「だって……だって、ほんとにわかんなくて……」
顔を覆う俺の手首を掴んで、それを引き離そうとする日向に不意打ちのキスをする。
「……!……」
驚いたその瞳。
上目使いで覗き込むと、俺はスッと目を細めた。
「いい?
俺は日向しか見てないし、他の女に興味もない。抱きしめたいって思うのも、甘やかしたいって思うのも日向だけ。いつでもキスしたいと思ってるし、その先の機会さえ伺ってんだ。
……だからあんま、俺を煽んな?」
「……っ!」