Shining Moon&Star's 完結
「それと、、、雫月は、響月の妹」


星夜の言葉に、有紗がハッと息を飲む。


それすらも、有紗は知らなかった。


なんだろう、この、、、やるせない気持ちは、、、


どこに向ければ良いか、わからない気持ちたち。


それを無理やり吐き出すように、あたしはゆっくりと息を吐いた。


「俺は、お前が望む立ち居地には居てやれない。俺の居場所は、雫月の隣だけ、だから。でも、お前が苦しい時。俺はすぐ、駆けつける。お前は、俺の仲間だから」

「、、、星夜」

「有紗。警察に、行こう。一緒に行くから」


有紗は、星夜の言葉に小さく頷いた。


そして星夜は有紗の手を引き、立ち上がらせる。

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