Shining Moon&Star's 完結
星夜の行動に、少しだけ、、、嫉妬してしまう。


「雫月。後で、連絡する」


星夜は、そんな言葉をあたしに残すと、有紗と一緒に歩いて行く。


2人の姿に、後ろ髪を引かれたような気持ちになる。


その気持ちを必死に振り払うように、2人とは正反対の方向に、、、


あたしは、歩き出す。


家に向ってではなく、あの場所に向って、、、


あたし、、、何かあると、いつもここに来ている気がする。


でも、夜に来るのは、、、


いつも、、、泣きそうな時だ。


この、街を一望できる高台に来る時は、、、


案の定、高台に着くなり、、、


あたしの瞳からは、たくさんの涙が、、、零れ落ちた。

< 218 / 295 >

この作品をシェア

pagetop