忠犬ハツ恋
「貸してやるからその服脱げ。
汗だくで気持ち悪いだろ?洗濯してやるから。」

「い、いいよ。今すぐ帰る!」

「そんな体調でバイクに乗れんの?
兄貴もサクラさんも酒を飲んでる。あの2人は送ってやれない。
それに終電も終バスも終わってる。」

「それって……、泊まって行けって言ってるの?」

「俺はそれでも別に構わねぇけどお前はムリだろ?
バイクに乗れるんなら今すぐでも早朝でもいつでも送ってやる。」

今すぐバイクに乗るのはとてもじゃないがムリだった。
まだお腹がシクシクしている。

そんな私の服は確かに体調不良の冷や汗でジトジトだった。

「着替えが済んだら洗剤入れて洗濯機のスタートボタンを押せ。分からなかったら俺を呼べ。」

「うん…ありがとう…。」
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