忠犬ハツ恋
そのリングは驚くほど私の指にピッタリで、夕陽を浴びてキラキラ輝く様はとても美しかった。

「次帰って来たら今度こそちゃんとハートのラテアート作ってよね!」

「分かったよ…。練習しとく。」

檜山君は溜息1つ吐いて私に口づけた。
檜山君との久し振りのキスは少し他人行儀で。

「白石、…愛してる。」

「私もね…、わりと好きかも。」

「何だよそれ、失礼なヤツだな!」

私には大ちゃんしかいないと思っていた。
檜山君なんて見た目不良だし、そんな人がまさか大ちゃんを越えるなんて…。

でも檜山君を待つのは大ちゃんを待つよりずっと楽しくて、自分の中の変化に自分が1番驚いていた。

もう檜山君は大ちゃんの代わりなんかじゃない。私の1番だと自信を持ってハッキリ言える。

私は檜山君の頬を両手で支え今度は私から口づけた。
檜山君は珍しく顔を赤らめ私の手を引いて走り出す。

「な、何?どうしたの?」

「お前、目立つんだよ!
続きはシャロンに帰ってから!」

確かに…校門前でメイド服着て、
何て大胆な事やってるんだろう……。
私も変わったなぁ〜。

檜山君は私をバイクの後ろに乗せエンジン全開でバイクを走らせた。

ーーENDーー
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