HOLISM


「それ、食べたいの?」


急に話しかけられたので思わずビクッとする。舞川くんだった。


「そういうわけじゃ」


「そうなんだ?俺は食べたいけど。新商品って言われちゃうと、なんか惹かれるんだよな~」


女子高生代表のような彼女の意見に舞川くんも賛成のようだった。


お菓子について話す彼は充分女子高生にみえた。



「というわけで、このお菓子買ってくるね。先、外行ってて?」



眩しいくらい華やかな笑顔でそう言い放つと、新商品のチョコレート菓子を2つ引っ掴んで、レジへとかけていった。



わたしは大人しく言う事を聞いて、朝よりか日光が大人しくなった外へ出て、舞川くんを待った。

< 20 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop