HOLISM




「そうでしたか。私はクラスメイトの槙島朱(マキシマ アカネ)といいます。今日は突然押しかけてしまい申し訳ありませんでした」



「……随分物分かりのいいお嬢さんだな?」



眉を上げて舞川くんに目配せするタチカワさん。

舞川くんと従兄弟だという事実をすんなり受け入れられたことに拍子抜けしていた。



可憐な美少女の舞川くんと荒々しい猛獣のようなタチカワさんに、共通点を見出すのは本人たちにでさえ困難なのだろう。



「な?可愛いだろ?」


…………舞川くんは可愛いと言っておけばなんとかなると思っているのだろうか?

場違いな返答だと思った。

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