恋伝鳥!!!
「分かった。正直に言うが…好きだ、アイツのことは。」
「やっぱりー?で、なんで?」
「何でって…知るか…。」
「まぁ、幼馴染みだもんねー。うらやましいー!!恋したい!日向も叶花も恋してるからなー…。」
誰にも話すつもりなどなかったが、
大事な心友に、話してしまった事は後悔していない。
「頑張って」と、言葉を残し、2人は下校していった。
気付けば、ヒロがこっちに向かって走ってきていた。
幼馴染みで家が隣だからこうやって昔から一緒に帰っている。
「よし、帰るか。ん?日向?」
「…え?いや、何でもない…」
「ん、ならいいけど。帰るぞ。暗くなったら危ねぇしっ!!」
「そうか?私は少しお腹すいたんだが…」
「じゃあ、どっかで食うか。今すぐだと、お前1人じゃ作れねえだろ。な?疲れてんだから。」

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