【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「結衣、止まれ!こっちに来るな。目を瞑って待ってろ!」
隼の強いバリトンが聞こえてきたと同時に
1人の男が私を隠すように前に立った。
「結衣姐はん、若の言うこと聞かなあかんで。目を瞑ってなあかんで。」
それは愁斗さんだった。
だけど、隼を守るという姐さんとしての感情は完全に加速していた。
「大丈夫や。もう勝負つくわ。」
愁斗さんは優しく語りかけてくれたけれど
隼は宮田さんの顔を知らない…。
すぐに宮田さんの位置を確かめると隼の動きを見ながら小さく不気味に笑ったのが見えた。