【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「宮田さん…私は近藤組に恩義があるから刃を向けていない。だけど隼を少しでも傷つけようとしたら私は刃を返します。」
チラリと私に視線を送った宮田さんが刀を払いのけようと手を動かしたのがわかり
さらに両手に力を込めて刀をグッと喉に押し付けた。
ここで、負けるわけにはいかない。
隼を、そして熱い極道の仁義を守りぬく。
私の脳裏にあるのは、もうそのことだけだ。
一瞬の出来事のように私の手が払いのけられ勢いでふらついた瞬間
宮田さんの手が再び上着をめくろうと動いたのが見えた。
私は転びそうな足を踏ん張り刀を振り上げ
拳銃を持った宮田さんの手に思い切り刀背を振りおろした。