【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



「少しすると三宝に白い盃が置かれたものが運ばれてきた。


「すみません…私、仕来たりがわからなくて…。」


正直に伝えると


「うちもわからん。はじめてや。」


八重さんは楽しそうに笑い


奥から、小百合さんも出ていらして


「いやぁ姉妹の盃やて?うちも仲間に入れてほしいわ。」


「ほな、3人で仲よう姉妹の盃や。」


「はい。」


「じゃあちょっとずつ飲むことにするわな。」


八重さんが言うと私と小百合さんは小さく笑い


八重さん、小百合さんそして私の順番で盃に口をつけた。




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