【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
座布団に座ると
なんで脩一さんだと思ったかと聞かれた。
「宮田さんだけ違いました。」
「何が?」
「他の方は、襖を開ける前や閉じた後も頭を下げていらっしゃいました。だけど宮田さんは声色とは違い尊敬の念を感じませんでした。有り得ないと。」
「姐さんはどこでそれを見てはりました?」
「部屋からです。何かお手伝い出来ることはないかと襖を全開にして待機してたんです。あははは。」
「庭を挟んで正面やからよう見えとったんやな。」
「脩一はな。あの声色で取り入ろうしとんのわかっとったから誰も脩一を取り立てんかったんや。アホな考え起こしてまで組を狙うとるとは、まったくおもわへんかった。狙えるたまじゃ無さすぎて見落としたわ。ほんまに申し訳なかったわ。」
「あのミミズにそそのかされる組もついた組員もアホ過ぎて話しにならんわな。」
「宮田さんたちはどうなるんですか?」
「聞かん方がええで。」
「もうそれだけで…。」