【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「そ…そんなに言ってないよ?」
「いや、結衣さん。若を信じ藤堂を誇りに思っていらっしゃるまっすぐな態度からも感じるんでごぜぇやすよ。」
三浦さんが優しく微笑み
「私なりの仁義ですには、植木は惚れました。」
あはははは
話題が話題なだけに小さな声で話していたけれど
我慢出来ずに大声で笑ってしまった。
八重さんは、生粋の極道。
そしてその娘の小百合さんも然り。
仁義を貫くということを植木さんはご存知だった。
だから、仁義を貫こうと翻弄する私を今回連れていくか迷ったそうだ。
一番古く歴史ある組だからこそ、プライドも高い。
ピタリとはまれば文句なく収まる。
しかし外れたら組同士の争いに発展し私の命も危険に晒し兼ねなかったそうだ。
まさに大きな賭けだったわけだ。
だけど勝手についていくという私の言葉で、八重さん達の気持ちを動かすと信じてくれた。