【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



裁断する時には


「緊張するー。」


「ここで間違えたら終わりですからね。」


「この印でいいのよね?」


「たぶん。」


「え?」


「冗談です。ウフフそこで大丈夫です。」






縫い始めれば


「これ何?」


「くけ台とひっぱるやつ。」


「正しい名前は?」


「知らない。あははは。ピンと引っ張ってあると便利なんですよ。」





「ここは余裕をもたせて縫うんです。」


「こう?」


「そうです。」


「結衣の見せて。」




「ここは?」


「そこは、返し縫いです。」


「由香里さん器用ですね…。」


「極道は和服でしょ?そうよね結衣。」


「そ…そうですよ。」




笑いながらも手を動かした。


子どもの時よりやっぱりスムーズに手が動くからどんどん縫い上がる。


おばあちゃんに不精してはダメだと言われていたから


必要なところはちゃんとアイロンもあてた。





< 213 / 435 >

この作品をシェア

pagetop