【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
隼が無事に帰って来て、組が元の状態に戻るのなら
後は私のすることは何もない。
もう頭の中は浴衣でいっぱいだ。
今度ばかりは私が由香里さんの先生で
「運針得意ですか?」とか
「家庭科の成績はどのぐらい?」なんてふざけて聞いた。
呉服屋さんで迷いに迷い、選びに選んで浴衣生地を買った。
当然、自分達の分も買った。
帯を選ぶときにわざとらしく
「結衣の帯って普通ので平気?」なんていう由香里さんに
「浴衣も平気ですけど?」って笑い返した。
どっちがどっちを縫うかって話しになったときに
「大きさで行こう。」と決まった。
だから私は八重さんの浴衣を縫う。