【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「若は、結衣姐さんで良かったですけど、どの女がそうなのかわかんないじゃないですか。」
「好きって気持ちはどこなんですか?命張れる女じゃないんですか?」
「結衣姐さん、手厳しいなぁ。」
「慎太郎、結衣は俺に、俺は結衣に命張ってるぞ。何が何でも守る。極道で共に生きていくってそういうことだ。」
慎太郎さんは黙ってしまった。
遠山さんが優しく笑いながら
「若、この先極道を背負っていく男を目の当たりにしてどうですか。藤堂の若頭と姐さんは一心同体だ。これが組を背負っていく覚悟を決めた男と女の姿ですよ。」
「あぁ。」
慎太郎さんはすっかりおとなしくなってしまったけれど
組長さんも遠山さんも「ありがとうございます。」と声を出さずに口だけ動かしてお礼を言われた。