【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



「ひとつになるのはええことやないか。」


「そうですね。」


「そうや、大きな家族になるんやで。」


小百合さんはそう言ったけど


いくら何でも家族の数が多すぎで


それが全部極道なんて、想像するのも怖い。





「植木と奥野の頭抑えてる姐さんが何びびっとんの。」


「はっ?」


「ひゃーっおっかないなぁ。うちには怖うて出来ひんがな。」


「うちもや。」


「私もですよ。」


「いやいや、私もです。」


「結衣ちゃんがそうゆうたらあの2人泣きよるで?」


「はっ?」


「奥野と植木泣かしたんはどの姐さんやって日本中に知れ渡るなぁ。」


私は慌てて首を横にぶんぶん振った。


「ちょ…ちょっと植木さん達のとこに行って訂正してきます。謝ってきます。」




私は立ちあがると和室を出た。



襖が閉まる瞬間、中から笑い声が聞こえた。






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