【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



「金龍会近藤組の先代の八重姐さんと小百合姐さんがおいでくださった。
結衣が大阪でやんちゃして大変お世話になった。」


響さんの言葉で組員さんたちはクスクス笑い出し


「組長はん、近藤組は関係ありまへんて。姉妹に会いに来たんよ。」


小百合さんが言うと


「あ…。」


響さんが小さく笑い

「結衣の姉さんがおいでになった。」と言い直した。


八重さんも小百合さんもにこやかで


「こんなん大勢の食事もええな。」


「結衣ちゃんの言うてた家族やな。」って楽しそうだ。



誰よりも心配顔なのは渡辺さんで


お2人の食事する姿を厨房の前からそっと見つめているのがわかった。


「なぁ…いつもこんな美味しいもん食べとるんか?」


「美味しいですよね。」


「関西の味と違いますでしょ?大丈夫ですか?」


「大丈夫も何もほんまに美味しい。」


八重さんも由香里さんもにこやかに箸を動かし


私が渡辺さんに向かって


OKを見せるとホッと息を吐いたように見えた。




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