【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



食事が終わるとみんなを和室へと案内した。


植木さんも奥野さんもいらっしゃり


何も知らない由香里さんと響さんだったけれど三浦さんが三宝に盃を乗せてもってきてくれた。




「結衣…。」


由香里さんは嬉しそうな声をあげ


「これでほんまに姉妹や。結衣ちゃんのお母さんやのうてうちらと姉妹や。」


八重さん小百合さんそして由香里さんが盃に少しずつ順番に口をつけた。



「結衣ちゃんあんたら親子やけど、飲んどきなはれ。」


八重さんに言われ


「喜んで。」


私も改めて姉妹の盃に加わり八重さん小百合さん由香里さんと姉妹になった。


この盃の意味は極道の交す兄弟の盃とは大きく意味が違う。


けれど私達にとってはとても大きな意味があり、嬉しい出来事だった。





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