【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「結衣、誕生日おめでとう。」
いつも寝坊の隼が私よりも早く起きていて
目を開けた私に最初にかけた言葉だ。
「あ…今日誕生日?」
「そうだ。」
「ウフフ…ありがとう。」
これといって予定で動くことのない毎日を過ごしていると
日にちや曜日の感覚に疎くなるのかもしれない。
曜日を知らなくても朝がきて夜が来るからだ。
それに三浦さんが
「結衣さん明日は…。」と予定がある時は教えてくれるし
隼に関係ある予定の時は当然隼が教えてくれる。
お花を活けに行く日はだいたい前日に連絡がくるし
スマホに登録しておけばきちんと知らせてくれる。
日付を気にしない生活がいいのか悪いのか定かじゃないけれど
平和だってことには間違いない。