【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



番号順に行けば、水やりを忘れることもない。


「あれ…7番ってどっちだ?」


悩めば


「結衣さん、この先の左に曲がったとこですよ。」


組員さんたちが教えてくれる。


「ありがとうございます。」



組員さんたちは何番はどこにあると覚えなきゃいけない仕事を増やしてしまったような気がしたが、鉢植えに次の番号への矢印がついているのを見た日には、水をやりながら1人大笑いをした。



教えるのが面倒に思ったわけでなく、聞くたびに私が恥ずかしそうな顔をするからなんだと思う。



鉢植えのまわりに、何かのおまけと思える人形やフィギュアが飾られているところもあって


誰の趣味?なんて思いながら世話をするのも楽しい。



針金の先に可愛らしいミツバチがついていて



触れるとピヨンピヨンと動く姿に



ブンブン…って毎度吹き出す。





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