【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
私が走り出したからいつもよりずっと手前で車が止まり
自分で車のドアを開けて隼が降りてきた。
「おい、結衣危ないだろ。」
「おかえりー隼。」
私は隼に飛びついた。
「あぁ。ただいま。」
隼の顔を見て手を見て身体を触って
「どこも怪我してないね?大丈夫ね?」
「あぁ。大丈夫だ。」
「パパは?」
「あぁ親父も大丈夫だ。もう帰ってくるぞ。」
「みんなは?みんなはどう?」
「あぁ、怪我も大したことない。時期に帰ってくる。」
「あー良かった…ほんとに良かった…。」
涙が出ると同時にズルズルとその場に座りこみそうになった私を
隼が素早く捕まえるとそのまま抱き上げ
「さぁ、部屋に戻ろう。」
コツンとひとつ額をぶつけて歩き出した。