【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
藤堂の家では車以外で外を歩かせてもらうことがない。
だから何だか嬉しくて仕方ない。
「暑いのにすみません。」
「いえ。」
「お散歩嬉しいです。」
「そうですか。」
隼のような人だ。
だけどそれも何だか可笑しい。
「外をこうして歩くのって久しぶりなんです。」
「いつもは歩かないんですか。」
「やんちゃするからって出してもらえません。」
吹き出すと
五郎さんも少し笑った。