【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



お婆さんは、ビクッとしながらも行き先を告げ


「逆方向に来ちょるけん、わかるとこまで連れていくばい。」


とっても優しく感じたけれど


やっぱりお婆さんは怯えていて


それも仕方ないと思った。



「五郎さんは怖くないですよ。優しいんです。悪い人だったのでちょっと怖いふりしただけですよ。」私が吹き出すと



「お嬢さんは、あの人が怖くないんですか?」


こそこそっと聞いてきたから


「見た目は熊さんみたいだけど、優しいから怖くないです。」


私もこそこそと話すと


「ありがとうございます。わかるとこまでお願い出来ますか。」


頭をさげられたので


「私も遊びに来た人なので五郎さんに連れていっていただきましょう。」


笑いかけると少し笑顔で頷いてくれた。


「荷物重いでしょ?お持ちしますよ。」


紙袋を受けとると


「わしが持つばい。」


五郎さんが全部持ってくれて歩き始めた。



足早に歩くこともなく、お婆さんの速度に合わせて五郎さんは歩いた。



気を利かせたのかお婆さんを怖がらせないよう少し前を歩いている五郎さんはとてつもなくかっこいいと思った。













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