【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん




着替え終わった後からは、


「四郎。」


五郎さんは私を四郎と呼ぶ。



それがもう可笑しくて可笑しくて


「へい。」って返事をすると五郎さんも笑う。



怖い顔が柔らかい顔になって笑うからとっても嬉しい。



Tシャツから見える五郎さんの刺青も、全然怖く感じない。


「五郎さん笑っていらっしゃると五郎ちゃんって感じで可愛らしい。」


私がクスクス笑うと少し顔を赤くしたみたいで


「そしたら、四郎は五郎ちゃんと呼んでよかよ。」


「え?それムリムリ。」


「三郎、四郎、五郎は兄弟ばい?」


「え?」


「兄弟ばい?」


「は…はい。」


「そんなら五郎ちゃんでよかばい?」


「・・・。」


「よかばい?」


「五郎ちゃん。」


「何や四郎。」


あはははは





私が1人で退屈しないように話相手になってくれているのが嬉しくて


隼のように不器用な優しさがある方なんだと思う。





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