【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「あんたーそのかっこ。」
「これ?三兄弟の印なの。五郎ちゃんチョイス。」
「五郎ちゃん?」
「五郎ちゃんは五郎ちゃん。さぶちゃんもいるよ。」
私はおっかしくて吹き出した。
「着替えがないから困ったの。そしたら五郎ちゃんが…あははは。」
笑っているとさぶちゃんと五郎ちゃんが出てきた。
「さぶちゃん、藤堂の姐さんと八重さんたちはご存知ですよね?」
「ようしっとるばい。」
由香里さんは、
「お初にお目にかかります。藤堂 由香里と申します。」
深々と頭を下げた。
「三浦さん、荷物すみませんでした。組長さんが戻られる前に着替えたいので鞄いただけますか。」
「四郎、着替えんでよかばい。」
「さぶちゃん、またそうやって笑いものにしようとして。隼にしめられちゃうわ。」
「四郎!よかとね?」
五郎ちゃんの怖い声だ。