【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「五郎ちゃーん。」
私がすがるような声を出すと
「結衣ちゃん、今さら遅いで。」
八重さんに言われ
「え?もう近くまできてる?」
もう大慌てだ。
それなのに
「もう会うとるけん。」
「会ってない会ってない。まだお帰りじゃないです。」
「四郎、さぶちゃんが組長ばい。」
五郎ちゃんの言葉に動きが止まった。
「は?」
「滝田 雄三郎ばい。」
「えーーーー。三郎さんじゃない?え?どうしよう。すみません。すみません。本当に申し訳ありません。」
平謝りを続ける私に
「ええ子やな。」
「極道ばい。」
さぶちゃんだった組長さんと五郎ちゃんの言葉だった。