【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


「組長、兄弟の盃に是非とも東京へ足を運んでいただきたく


まずは私からお願いに参りました。是非ともおいでいただけませんでしょうか。」


三つ指をついて頭を下げる由香里に組長は問いた。




「姐さん、姐さんとして大切なのは何や?」


「仁・義・礼・智・信でございます。」


組長は大きく頷くと


「わざわざ御苦労さんでした。喜んで東京へ行かせてもらうばい。」


にこやかな顔で微笑んだ。


結衣だけでなくその目標である姐さんの由香里の大切にしているもの

胸を張って答える由香里に滝田組長が藤堂組を評価した瞬間だった。




「本当にありがとうございます。組長に代わり心からお礼申し上げます。」


ほっとした由香里の顔に微笑みながら


「固い話しはもうよかばい。あげな可愛い姐さんの話しが聞きたかとよ。」


組長は笑いだした。





< 356 / 435 >

この作品をシェア

pagetop