【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
食事が終わり、部屋に戻っても今回の話しは一度も触れなかった。
だから私も聞かない。
留守中にどんな事をして過ごしていたとか
どんな発見があったとか
誰とメールしたとか
そんな話しだ。
姐さんたちもメールの数は増えたけれど、誰も何も触れない。
それでも抱えている不安はお互いわかりあえた。
1人じゃない。
そう思える心強さが有難くも思えた。
ベッドに入り、久しぶりに眠る隼の腕の中は
私の不安を一瞬で消し去るぐらいの安心感を与えてくれた。
「あぁ…結衣のいい匂いで眠れる。」
隼はその言葉のあとにスーッと寝息をたてた。