【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
私にとっては、植木さんであり遠山さんであり奥野さんに五郎ちゃん。
だけどどの組長たちも一目置く最高顧問という人たちだ。
もっともそれを知ったのがだいぶ後だったけれど
極道に人生を捧げた立派な男たちだというのはすぐに感じていた。
「最高顧問が従うという姿をここでみんなに示しているんだ。結衣、結衣が築いた絆だぞ。」
私はもうブンブンと横に首をふったけれど
「3兄弟はやめられんと。」なんて五郎ちゃんが嬉しそうに笑うから
「シーッ。」って慌てて四郎と呼ばれるのを止めた。
「なんか平良、特別感漂わせて気にいらんな。」
「特別ばい。」
「結衣姐さんは、奥野とも仲良しやしな。スカイツリーで2人で写真撮ったもんなぁ。」
「そのぐらい何だ。俺なんかほっこり笑顔がスキって言われたんだぞ。」
唖然とするような言い合いにもまわりに親しさをアピールしてくれているのだと有難くなる。