【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
私は八重さんの顔をじっと見つめて言葉を待った。
「植木、話しはわかった。言いがかりやと言いたいとこやけどな、うちかて極道や。通すべき筋はわかる。」
「へい。ありがとうごぜぇやす。」
「懸念していた問題だ。近藤として恥ずべき問題や。」
松次郎さんが声を荒げた。
「申し訳ありやせん。」組長さんが頭を下げた。
「自分の虚栄心の為に極道の掟がわからねぇやつが関東で動いたんやな。」
「わからなかったのではなく、守らなかったんです。」
思わず口から出てしまい、
しまったと思ったが、言ってしまったものは仕方ない。