【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「そうやな。わからないわけないな。守らなかったんやな。」
意外にも八重さんはそう答えてくれた。
「任侠を忘れとんのや。」
「義を軽ろんじてます。」
「そうや。」
八重さんは私を見るとにっこりと笑った。
「うちの組が藤堂に仕掛けられても仕方ないことやな。」
「それこそどちらも無駄な血を流すだけです。悪は仁義のないものだけです。」
八重さんがじっと私の顔を見て話しをするので
私も八重さんから視線を外さないようにして答えた。