【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


「そうやな。わからないわけないな。守らなかったんやな。」


意外にも八重さんはそう答えてくれた。




「任侠を忘れとんのや。」


「義を軽ろんじてます。」


「そうや。」


八重さんは私を見るとにっこりと笑った。





「うちの組が藤堂に仕掛けられても仕方ないことやな。」


「それこそどちらも無駄な血を流すだけです。悪は仁義のないものだけです。」



八重さんがじっと私の顔を見て話しをするので



私も八重さんから視線を外さないようにして答えた。




< 60 / 435 >

この作品をシェア

pagetop