【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



「失礼します。」


声をかけて襖をあけると三浦さんと植木さんと奥野さんが座っていて


私も慌てて座布団に座った。


組員さんがビールとグラスを持って来てくれたので


「私がお酌させていただいてもよろしいですか?」と聞くと


奥野さんも植木さんもうんうんと頷いた。


奥野さんのグラスにビールを注ぎ


それから植木さん三浦さんに注ぐと


「はい。姐さんにはわしからお注ぎしましょ。」


奥野さんがビールをついでくれた。


私意外はあまり楽しそうな雰囲気じゃなかったけれど


「乾杯。」っていうと一応グラスを合わせてくれた。


「植木さんと奥野さんってお知り合いだったんですね。」


「へい。もう何十年も前から知っておりやす。」


「年に何回かはあちこちで顔を合わせとるな。」


「古いお友達なんですね。」


「ゆ…結衣さん。」


「プッ…。」



三浦さんが吹き出した。




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