【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
川崎さんが笑いの禁句をやってくれた話しでまた笑って
「絶対おかあさんもやりだすわぁ。」
なんていうから可笑しくて可笑しくて
ここに来た目的がわからなくなりそうだ。
それでも、私の左の薬指にある指輪が隼の不在を思い出させ
また胸がギュッと苦しくなった。
「植木と、奥野がこうやって酒酌み交わすんは姐さんのお陰やね。」
「その通りでごぜぇやす。」
「ほんまにそうですわ。」
「おまけに三浦、人相ようなったな。」
笑っていると組長さんもやってきて
「あれ、仲間外れかいな。」
「大丈夫です。グラスあります。」
私が持ってきたグラスを見せると
「川崎がとってくれたんやって。」
小百合さんの言葉で組長さんもわかったらしく
「おって良かったな。」なんていうから
「はい。」って返事してから大笑いした。