【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
私も布団から起き上がり
記念にとスマホで八重さんを撮る準備をした。
2人で畳みの上に向かいあって立つと
すぐに八重さんは腰をかがめて控えた。
やっぱり仁義を切ってきた人は違う。
見事だ。
「ご当家、軒先の仁義、失礼ですがお控えなすって・・・」
私が屈んで右手を出すと
八重さんも
「有難う御座いやす。軒先の仁義を失礼さんにござんすが、手前控えさせて頂きやす。」
さっき見た石松に私と八重さんがなった。