「お前がloveの方で好きだ」


「じゃあ次~…凛ちゃんいこうか」

「よし、きた!!
 夜の海…といえば~プロポーズ!!!」

……!?

プロポーズ!?

「……あ~不正解。
 そういうものは当店は扱っておりません」


「あるぜ」

そう言ったのは、龍さん。


「え?
 だって昨日そんなの用意してないじゃん」

「そりゃ、あんなスーパーじゃ
 買えないからな…」

さりげなく、横でカメラを構える凛ちゃん。

龍さんはポケットをあさりだす。

そして、龍さんはある物を
結さんの前へ出し、


開いた。



その瞬間、結さんの顔が涙で崩れた。

「結婚しよう」


「「「!!!」」」

そう、用意をしていたのは、
結婚指輪。


返事は…


「う…ヒック…もちろん!
 はい! Yes!うわーん…」

そのまま二人は抱き合い、
唇をゆっくり重ねた。
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