「お前がloveの方で好きだ」


「じゃあ、俺から渡す!」

そう言って元気よく手を挙げたのは、隼人。
そして、私にウインクをしてきた。

あ、なるほど。

「はい!私から渡します!」

私も元気よく手を挙げた。

「え、…俺から渡す…」

雅也くんも手を挙げた。


その瞬間、
「「どうぞ、どうぞ」」

私と隼人が毛を下ろして、雅也くんに譲った。

「え、マジで?
 え?そういうこと(笑)」

「はい、では森川くん!どうぞ!」

隼人が大声で言った。

「はめられた…」

雅也くんはブツブツ言いながらも
鞄からプレゼントを出す。
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