恋愛小説は難しい
と、長い長い回想シーンに突入しそうな私の思考に


「で、そういうことだから、おまえに助けてほしいんだけど」


めんどくさそうな三井さんの声が割り込んできた。

『助けて』というワードと『三井暁人』のあまりのミスマッチに唖然としていら、なおも


「頼む!バイト代出すから……」


なんていつになく弱気な三井さんの言葉になんだかハイテンションになってきて、ニヤニヤ笑ってるのがバレないように、早口で言った。


「じ、じゃあ、やってあげますよ?」

「おっ!ありがとな。じゃあ早速明日の予定開けとけよ」


三井さんもニコニコしてるし、たまにはいいかなー。

そんなことを考えながら、その日は家に帰った。
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