恋愛小説は難しい
「問題の今回頼まれた恋愛小説ってのがな、若い人にウケがいいようなやつって注文なんだよ」

「はあ」

まあ、三井さんは26歳でまだ若いし、それもあってのオファーだったんだろう。


「でも悔しいが俺はまともな恋愛をしていない。っつーことで、今時の若者はどんなかんじの恋愛小説が好みなのか、おまえに教えてもらおうと思って」


なるほど、納得。
でも何が残念って、私もまともに恋愛してないってことなんだよねー。


「じゃあ、ケータイ小説のサイト見てみたらどうですかね?」

「ケータイ…小説?」

「はい」


と言って、私は今まで三井さんの向かい側に座っていたのを隣に移動した。


「たとえばこれとか、こんなサイトもありますよ?」


横からカタカタとキーをたたいて検索する。
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