四つ葉のクローバーが幸せを表すように
「お待たせ!」

元気な声に顔を上げると、教室の入口に彼女が立っていた。

「…早かったね」

予定よりも早い登場に焦る俺。

「田中君とこうやって話すの初めてだね」

俺の横の席に座り、語り始める彼女。

「入学式の時の事覚えてる?」

忘れるはずかない…俺が君に惚れた瞬間だ。
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