私をひとりじめ
たっくんのこと、聞いているのかな?


って、私が席を外している間に慎くんにいったい、何があったのかな?


不機嫌そうな彼に、少し動揺しながら答えた。


「さっきのは、たっくん、同じクラスの友達、そこで、偶然会ったんの。」


と、私はさっき立ち話をしていた場所を指を差しながら、答えた。


「…ふーーんっ。」


慎くんから聞いてきたから答えたのに、軽く流されたみたいで、少し苛立ちを覚えた。


何とも言えない不穏な空気をかき消すように、私は、


「ねえ、慎君、もう、終わったの、仕事。」


と話題を変えてみた。


「ああっ。」


それだけですか?


私の話に興味なさそうで、無表情に答える慎くんにここにいる意味がなさそうに思え、目の前の自分の飲み物を一気に飲みほした。


「私、もう帰る。」


と立ち上がった。
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