未来からの贈り物




坂本「早急に答えを出すが。二日くれんか」


莉奈「分かった。また来る。ありがとう条約の件は、中岡さん以外、他言無用で」


坂本「分かっとるがぁ!!」


莉奈「もし、引き受けてくれたら…簡単な英語は教えます。後は、現地で慣れるのが一番です」


坂本「はぁ?」


莉奈「聞いて覚えるんです。相手の伝えたいことは、二ヶ月で、何となく分かる様になりますよ?」


坂本「メリケン留学……楽しみじゃ」


莉奈「因みに……メリケンではなく、アメリカンですからね?国の名前はアメリカ。エゲレスではなく、イギリス。出来れば、イングランドと覚えて下さい。」


坂本さんはメモを取りながら、発音の練習をしていた


莉奈「じゃ、二日後にまた来ます。良い返事を期待してます」


坂本「分かったが!」



……………………………………




土方「警護に着くと思うか?」


莉奈「はい!自信ありです」ニコッ!


総司「根拠は?」


莉奈「彼は異国に興味ありますから。
良い条件だと思います」


馬に乗り、ゆっくり歩きながら屯所に向かっていた


莉奈「っっっ!!! 良い物発見!!」


莉奈は手綱を引き、宗次郎くんの腹を蹴った


土方「待てっっっ!!! 急に走るな!!!」


総司「もぅっっっ!!!莉奈はいつもいつもぉ〜〜〜〜〜〜!!!」


二人も引き返し、莉奈を追った


莉奈はある男の襟首を掴んだ


莉奈「ちょっと付き合って」


「離せっっっ!!!女に掴まれる程の屈辱はないっっっ!!!」


「どうしたんですか?」


莉奈「桂さんも来て下さい」


「離せーーーーーー!!!」


莉奈「離しませんっっっ!!!」


土方「何だぁ? 高杉かぁ?」


莉奈は近くの蕎麦屋で宗次郎くんを止めて馬を降りた


高杉「何だよっっっ!!!」


莉奈「お昼食べない?」


高杉「はぁ〜〜〜〜〜〜?」


総司「また何やらかすの?」


土方と総司も馬を降りた


莉奈「まぁまぁ。 食べよう」ペイッ!


蕎麦屋に入り、それぞれ注文した。


莉奈はうどんをチョイス



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