続・ドキドキ
急いで保健室に向かう。
ガラっと勢いよくドアを開けると、そこにいたのは葵じゃなく・
「香織・・?」
香織が体育の授業で突き指したって。
葵が聞いてるかもしれない。
不自然にならないように。
変に意識する俺。
葵は香織が元カノって知ってんのかな・・・
香織が保健室から出て、ベッドのあるカーテンを開ける。
「葵・・・?」
ベッドの上で小さく寝る葵。
ふわふわの髪。
小さい背中。
体調悪いって、どうしたんだろう・・
先生が言うには寝不足。
そうだよな。家事大変そうだし。
葵の顔も見れないまま保健室を出る。
昼には元気になる?
あの笑顔見れないと、俺マジで調子でねー・・・
お昼休み、俺は急いで保健室に向かおうとすると
「修太郎!」
後ろから声がした。
美亜が走ってくる。
「これ!葵が!」
美亜の手にはいつも葵が持ってる弁当が入った手提げ袋。
「調子悪いから帰るって。だからこれ渡してって・・」
心なしか美亜の機嫌が悪いような気もするけど、そんな事にかまってられなかった。
今日、葵の顔、見れてない・・