MOONLIGHT



クリスマスのせいか、将が予約した部屋はスゥイートルームだった。


私もなんだかんだいって、やはり女なのだと思った。

部屋の素晴らしさをみて、テンションがあがったから。

明日休みにしておいてよかった。

ゆっくり過ごせる。






将は、夜中の1時過ぎにもどってきた。


「レイ…今日はありがとう。」


部屋へ入るといきなり私を抱きしめながら、そう耳元で囁いた。


「医者として、当然のことだから、べつにお礼を言う必要はないよ。」

「うん…だけど、レイ達のおかげで大事には至らなかったし。それに、マスコミの方の対応もあのあと、凄くしやすかった。レイ、大絶賛だったよ。」

「大絶賛って…そんな褒められるようなことじゃないよ。そんなことより、今日の将の芝居すごくよかったよ。舞台の大成功、おめでとう!」


褒められるのは照れくさい。

わかっているのか、将はクスクス笑う。


「なぁ、部屋どう?クリスマスだからちょっとしたサプライズと思って予約しておいたんだけど…って、もうクリスマス終わっちゃったか…。」


イベント好きの将が、がっくりとしている。

私はくすり、と笑った。


「忘れられない、クリスマスになったよ。何より将の気持ちが嬉しかった。」


将の頬にキスをする。

将は蕩けそうな顔をした。


手を繋いで、リビングへと向かう。


「そうだ、ケーキも用意してくれたんだね?今から食べない?結局、ご飯食べず終いでしょ?フルーツやおつまみもあるし、シャンパン開けようよ?」


何か、テンションあがってきた。


酒のせいか?





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