白の王子と黒の女王
そもそも、一目惚れだけでここまでする。

その行動力が異常だ。


「俺のこと考えてる?」

脳みそをフル回転すると、柑橘系の匂いに包まれた。


えっと、黒龍が後ろから押さえ込まれている?
いや、抱きつかれている、、、、。


とっさの判断で肘をおもいっきり純平の溝に入れる。

「ぐ、、、、、、それはきついって」

「お前が悪い。暑苦しい」


何を考えているのか予測不可能なんて、らしくない。

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