白の王子と黒の女王
今でもまだ、時々ざまあみろって思う。

あの頃の残忍な私が顔を出す。
ただそれだけのこと。

私が龍になれた理由は。


声が再生される。

『あんたなんて、産まなきゃよかった』

『お前がいない方が、楽しい人生遅れてたのに!

全部お前のせいだ!!お前のせいで俺の人生は狂った』


あいつらは、人間のかすだった。

自分でしたことを責任を取ろうともせず、汚い何かを擦り付ける。

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