オタガイサマ⚁
何ヲ信ジヨウ
翌日





腫れた手を見て心が落ち着いた

かまってちゃんのようで嫌だった





自分は何をしたいのか

全くわからなくなっていた





ただ孤独だった





急に過呼吸のようなものに襲われて

息の仕方を忘れて

頭が真っ白になって

ごめんなさいと言いながら壁を殴って

何個もピアスを開けて

痛みをほしがって





そんなときが時々あった

〝不安さん〟がきた

そう友達に話したりもした





ただ怖かった





一度に沢山の物を掴むと

全て失う

改めて学んだ





それから

不安さんと戦う日も減ってきながら

平凡な日々が続いた
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